自宅起業のデメリットと対策

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デメリット1:仕事とプライベートの切り分けが難しい

起業をすることで仕事とプライベートの境目が会社員に比べるとなくなりますが、自宅起業の場合はさらにその垣根が低くなります。そのため、自分でルールやルーティンを決めて切り分けることで解消します。

時間のルールを作る・スマートスピーカーを活用する

◯時を過ぎたらと時間を決めるのもありますが、◯時を過ぎて1つメールを処理したら、など時間プラスアルファのルールを決めると区切りやすくなります。

また、一人で仕事をしていると集中してあっという間に時間が経ってしまった、というケースがあるので、アラームを設定することで防ぐことができます。特にスマートスピーカーは、設定と停止の手間がかかりません。

 

メガネや化粧、着替えの「着けるもの」を変える

どんな格好でもできることが自宅起業の良いことではありますが、長い目で見るとオンオフの切替えがしにくくなるというデメリットがあります。

仕事をする時にはメガネを変える、コンタクトをする、化粧をするなど物理的に変化をつけます。ある程度手間がかかるもののほうが、替える作業が気持ちの切替えのルーティーンになります。

 

部屋の使い方を変える

プライベートと仕事が同じ場合は、机の向きを変えたり高さを変えるという方法もあります。物理的な変化を作ることによって、気持ちの切り替えにつなげます。

 

 

 

デメリット2:人と話す機会が減る

集中するために自宅起業を選んだ場合でも、本当に一人になってみると厳しさを感じるケースもあります。企業で自宅勤務している時と異なり、やり取りをする必要がある人がグッと減ります。特に顧客がいなかったり、取引先が少ないフェーズは要注意です。

思考をクリアにしたり、ストレス発散のためにも、人と会う機会を敢えて意識してつくることで何だかモヤッとするを解消できます。

 

会う人のリストを作り、頻度を決める

会いたいと思う人をリストアップしたり、SNSの繋がりを見ることで、話したい人をピックアップします。「自宅起業のときは、声をかけることも大切という話で…」などと久々な人に声をかけてみるのもできます。(何かの勧誘と思われるかは今までの関係と相手のタイミング次第ということで。)

コワーキングスペースを活用する

起業をしている、考えている人が集まりやすい場でもあるので話す機会をつくれれば仲間も作りやすい環境です。コワーキングスペース主催の交流するイベントを活用したり、定期的に利用することで会話しやすくなります。

 

デメリット3:自宅住所の公表が必要(になる事がある)

会社であれば何も気にせずオフィスの住所を記載していた方も、何らかのトラブルなどが発生した時などのことを考慮すると、自宅を公表することによるリスクを想定して決めます。例えば、ネットショップを運営する場合は特定商取引法に基づく表記の規則により住所の記載が必要とされているなど、法律で公表が決められているケースもあるので注意が必要です。

 

名刺/署名を使い分ける

法律で決まっているもの以外は住所を記載しないようにします。例えば、メールの署名や不特定多数に渡す名刺は住所を記載しないものを使うなどです。インボイス制度の登録でも個人事業主であれば住所を非公開にできるしくみなどもあります。

 

バーチャルオフィスを活用する

住所の登録や郵便物の転送などのサービスを利用できるのがバーチャルオフィスです。コワーキングスペースのオプションのサービスとして利用できるケースもあります。郵便物の扱いで利便性が変わるので、到着したものがあるかの把握と回収の方法がチェックポイントです。

 

自宅起業のデメリットは、自分で「決める」ことにより対応できるものが多くあります。費用と受けるデメリット、発生する可能性などを考えて対策を練ることをおすすめします。