フリーランスが知人から仕事を受けるためのポイント

· キャリアコンサルティング

 

一方で、紹介してもらうまでの障壁があったり、仕事がうまくいかなかった際に、仕事以外の間柄もうまくいなくなってしまう、というリスクもあります。

ビジネスとしての仲と、それ以外の間柄(学生時代の友人など)があるのであれば、仕事と今までのやり取りは切り離す方法「仕事として付き合う時は、お互い敬語でやり取りする」といったルールや意識合わせをしておくことで、仕事がうまくいかなかった時のリスクが減ります。

では、次から仕事を紹介してもらうためのポイントをお伝えします。

知人紹介で仕事を受けるためのポイント

知人に自分が仕事を紹介してほしいことを伝える

まずは、仕事を紹介してほしい状態であることを伝えることです。SNSで発信することを始め、ちょっと一言「何か案件があったらよろしく」といったことを加えるだけでも違います。気軽に募集中とつたえられる雰囲気を作っておくことも大切です。

仕事の募集・求人など、自分以外の案件の情報も流通させる

自分に直接は関わらない案件であったとしても、知り合いなどとやり取りすることで、仕事に関する情報が集まりやすくなります。仕事内容・求める要件・報酬など、実際に仕事/人を探す立場で判断できる情報を整理することで、具体的に話が進みやすくなります。

早い段階で、報酬や働くスタイルなどの条件に関して伝える

知り合いであると、遠慮して条件などについて話すタイミングが遅くなってしまうケースがあります。特に仕事を一緒にしていない仲であると、思ったより低い報酬での相談をうけることもあります。後になって条件が合わない方がお互いのロスになってしまう、と考えます。もし、仕事内容が見えてきて、概算が出そうなら「今回の仕事であれば万円くらいのイメージ?」とか、「このアウトプット/稼働であれば、いくらくらいで仕事をしている」と伝えておくのも手です。

価格表・Webサイトを準備する

サービスと価格表を準備しておくと、いざという時に話が進みやすく、紹介してくれる人にとっても、展開しやすくなります。制作物のポートフォリオ、キャリアなどの自己紹介の資料を作っておくと、面接等でも活用できます。

話が具体的になったら、条件を書面(メールも可能)でやり取りする

知人紹介であると、条件などが曖昧になるケースもありますが、書面で残すようにします。具体的に話をした後で、メールで「今回の案件については、このような条件との理解で大丈夫でしょうか」と箇条書きでも構わないのでやり取りをします。メールのやり取りも契約の証拠となります。

 

すぐに仕事に結びつかなくても、ちょっとした準備が後から役に立ちます。アイデアでも、まずは伝えるとこから始めてみるのもいいかもしれません。